亡くなった時に保険から下りる保険金額について

今回は亡くなった時に保険から下りる保険金額についてお伝えしたいと思います。


簡単に答えを言いますと、保険金額とは、

【残された家族の生活費+お葬式代】で決めます。

まず、残された家族の生活費についての計算ですが
今回は子供がいるご家庭の設定です。
独身の方は独身設定で別記事で載せますのでそちらを御覧ください。

《残された家族の生活費につていの着目ポイント》
・家族構成
・奥様の収入
・子供が何年後に独立
・現時点の生活費
・自宅は持ち家か賃貸か
・持ち家の場合は死後の住宅ローンはなくなるのか?
 (団体信用保険に加入していれば生命保険で補う必要はありません。)


等々を踏まえて必要な生活費を出していくと
   ⇓
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 残された家族の生活費
  ={必要な生活費-(毎月もらえる遺族年金+配偶者の毎月の収入)}
        ×子どもが独立するまでの年月
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で算出が可能です。

遺族年金は、子どもがいる場合、最低でも月10万円程は子どもが18歳になる年まで支給されますので、
詳しくはインターネットで「遺族年金」と検索してみてください。

専業主婦の奥様は月3~5万円のパートでも家計を助けることが出来ますし、
現代は女性も稼ぐ時代になってきていますので
ご主人の収入より奥様の収入が多いというケースも増えてきています。
その場合はご主人の死亡保険額が減るのに対し、
奥様の死亡保険金額が増えるという可能性もありますので
男性だからとか女性だからではなく、
ご家庭のライフスタイルや奥様がご主人がいなくなっても
働けるかどうかという価値観に合わせると無駄のない保険金額が決まるでしょう。


次にお葬式の費用についてですが、
お葬式の考え方は時代と共に変わってきました。
昔ながらのお葬式のスタイル(いわゆる一般葬)という選択だけでなく、
通夜を行わない『一日葬』、
身内だけで行い葬儀費用も抑えた『家族葬』、
葬儀らしい葬儀は行わない『直葬(火葬式)』
といった、色々な葬儀の形があります。

お墓も形に残るものから残らないものまで様々…

・一般のお墓
・永代供養
・本山納骨
・樹木葬、桜葬
・散骨
・ダイヤモンド葬
・0葬(ゼロ葬)

こうした様々な埋葬方法については
家族に対して、“自分はどうしてほしいのか?”ということを明らかにしておくことも重要です。
金額も様々ですので、一度調べてみましょう。

いずれにせよご夫婦の問題にもなってきますので、
どちらかが決定権を握ってしまうのはよくある話で
とはいえ、二人で考えたいですよね。

夫婦で話し合いの場を作る時のポイントとして
配偶者に相談する際には「俺(私)がもし亡くなっても大丈夫だろ?」
なんて突然伝えてしまうと喧嘩の原因になりかねません。

「大切な家族のために真剣に考えたい」と一言伝えてから
話し合いをすることで、配偶者もその場は嫌がれることがあっても
時間をおけばしっかり話し合いの場を作ってくれることでしょう。

長く支払う商品だからこそ入る前の話し合いが担当者に会う前に最も大切で
ここは手を抜かないで頂きたいポイントですね。