生命保険が老後にどのように使われていくのか

今回は生命保険が老後にどのように使われていくのかについてお話をします。

既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが
生命保険には大きく分けて3タイプにわかれます。

1.定期保険
2.養老保険
3.終身保険

詳しくは【生命保険 3つの形】で検索していただくと
目的・用途が書かれてますので確認されてみてくださいね。

では老後で使える生命保険と言いますと
2の養老保険または3の終身保険になります。
(定期保険も使い方によっては使える場合もありますのでまたの機会に)

2は満期(支払いを終えたと同時もしくは数年据え置き)を迎えると払ったものよりも戻ってくるタイプ
3は満期はなく支払いを終えると支払った金額の80~120%のお金が溜まっており、途中で引き出すことができるタイプ

生命保険を老後用にという目的で加入すると多くの人は65歳の退職時期に満期を設定するでしょう。

老後生活の保障という目的であれば養老保険でも終身保険でも構いません。

しかし、今後どのような生活を送るかわからないとなれば
バリエーションが効く終身保険がおすすめとなります。

なぜなら退職時に使わなくても、
お孫さんに・自宅のリフォームに・相続対策にと使えるからです。

たとえば、今後はリバースモーゲージという自宅(持ち家)を担保にして
そこに住み続けながら金融機関から融資を受けられるというような
主にシニア層向けの融資制度を利用し老後破綻回避の切り札となる
制度が出てくるかもしれません。
しかし問題は寿命は想定することが困難で地価下落、金利上昇、長生きの
3つリスクによって将来的に担保割れの可能性があり
結果受けられる融資が評価額の5割程度という場合もあるようです。
本人や家族も半額では考えてしまいませんか?
もし担保割れの場合には保険から支払われる仕組みがあるとしたら
残された家族は家を失うこともなく住み続けられるのです。

その他にも遺産分割によってもめてしまう場合にも生命保険は活用できます。

保険も誰に相談するかで加入対策は非常に異なりますが
豊かな老後のために子供たちが家を引き継ぐ意思がなくても
持ち家あうなしにしても老後資金が乏しい場合には
保険もバランスよく加入しつつ
その他の金融商品をバラスよく活用されることをおすすめします。